具体的な副作用とその対処法

(8)−1)下痢が続くとき

@1回の食べる量を少なめにし、回数を増やすようにしましょう。

A繊維質の多い食品は避け、お粥、うどん、じゃがいもなどの消化の良いものを食べるようにしましょう。

B脂っこいもの、香辛料をきかせた料理、コーヒー、紅茶、アルコールは避けましょう。

Cカリウムの多い食品(りんご、柑橘類など)を摂りましょう。

D湯冷ましや、薄めて冷ましたお茶で十分に水分を摂りましょう。

Eスポーツ飲料は、室温に戻したものを飲みましょう。

具体的な副作用とその対処法

(8)下痢

抗がん剤治療開始後に起こる下痢は、大きく分かれます。

一つは早発性下痢です。

これは抗がん剤を受けた当日に起こることが多いと言われています。

抗がん剤治療開始数日から2週間頃に起こる下痢を遅発性下痢と言います。

普段、自分の便の性状を観察しておき、異常があれば、どんな便が、いつから、どのくらい(回数)出るようになったのか、メモしておくとよいでしょう。

1日に何度も下痢が続く場合(1日5回以上のもの)、あるいはさしこむような腹痛があって下痢をしている場合には、主治医の診察を受けてください。

特に、塩酸イリノテカン(商品名:カンプト、トポテシン)で治療している方で発熱を伴う下痢は、注意が必要ですので、主治医に連絡してください。

具体的な副作用とその対処法

(7)-1)口内炎のため、食事がとれない場合

@こまめにうがいをしましょう。
 うがい薬がしみる場合は、緑茶でのうがいをお勧めします。

A熱い食事は、口やのどに刺激となるので、冷たい物あるいは、室温程度に冷めたものを食べるようにしてみましょう。

Bなるべく柔らかいものを食べましょう。

C酸味の強いもの、スパイスをきかせた料理、
 塩辛い料理、水分の少ない食べ物は、
 なるべく食べないようにしましょう。

具体的な副作用とその対処法

(7)口内炎

抗がん剤治療開始後5〜14日目頃から、口の中がヒリヒリする症状が出てくることがあります。


口内炎の予防

@化学療法を受ける前に歯科検診を受け、口腔内をチェックしてもらいましょう。

A歯茎を痛めないように、柔らかい歯ブラシを使用し、食事の後は、きちんと歯を磨きましょう。

B歯ブラシを清潔に保つよう心がけましょう。

C口の中がしみたり、口内炎や口内潰瘍による痛みが生じるようであれば、主治医または、看護師、薬剤師にお知らせ下さい。

D科学療法を受けているときは、歯科検診について主治医にご相談ください。

具体的な副作用とその対処法

(6)−1)『だるい』ときの過ごし方

@十分な休息・睡眠をとりましょう。

Aできるだけ体を休め、必要のないことは後にすることにしましょう。

Bゆっくりと体を動かすことにしましょう。
 (椅子から立ち上がるなどの動作をゆっくりする。)

C気持ちにゆとりを持つように、音楽や読書などを心がけましょう。

D軽い運動をするようにしましょう。
 (治療を受けた当日は避けてください。)

E買い物・育児・家事・運転などは、できるだけ家族や友人に手伝ってもらいましょう。

F趣味などで気分を紛らわせましょう。

具体的な副作用とその対処法

(6)倦怠感・だるさ

抗がん剤治療開始後2〜3日目に全身倦怠感が出てきます。

原因は明確ではありませんが、体が、がん細胞を取り除いたり、抗がん剤に対する体の反応により余分なエネルギーを使用することが考えられています。

また、がん細胞が死滅する時に細胞から自然に放出される、サイトカインと呼ばれる物質が一因とも考えられています。

治療に伴うストレスも倦怠感を悪化させる一つです。

倦怠感は周期性があり、次回治療開始前には回復してきます。

具体的な副作用とその対処法

(5)ー1)出血に気をつけること

@主治医から処方されている以外の薬を飲む時には、必ず主治医に相談してください。
 (アスピリンや、アスピリンを含まない鎮痛剤の場合も同様です。
  一般に市販されている薬の中には、出血傾向を強める物もあります。)

A歯ブラシは、柔らかいものを使用しましょう。

B鼻をかむときは、つよくかまないでください。

C鼻の中を、指でいじったりしないようにしましょう。

D事故による大量出血は命にかかわりますので、車を運転したり、機械を操作する際は、十分に気をつけましょう。

E過激な運動は慎みましょう。

Fハサミやナイフ、包丁などを使う際は、怪我に十分注意しましょう。

G飲酒は慎みましょう。

H出血の兆候がある場合は、主治医に報告してください。

具体的な副作用とその対処法

(5)出血

抗がん剤治療開始後7〜10日目頃から、血液をつくる働きが低下してきます。

血小板が減少してくると、ちょっとした傷でも、血が止まりにくくなったり、打ち身などでを起こしやすくなることがあります。

皮膚に斑点がでたり、鼻血や、歯肉からの出血、血尿がでたり、便が黒くなるようなことがあれば、必ず主治医に報告してください。

具体的な副作用とその対処法

(4)ー1 感染を予防する方法

@手洗いとうがいの励行。

A排便後の肛門周囲の清潔を心がける。

B人ごみは避ける。
 必要なときは、マスク等で予防する。

C傷をつくると感染しやすいので、刃物に注意する。

D髭剃りは、電気かみそりを使う。

E歯ブラシは、毛先の柔らかいものを使う。 

F吹き出物をつぶさない。

G料理やアイロンがけ時は、火傷に注意する。

H入浴やシャワーを毎日欠かさないようにする。

I皮膚の乾燥・ひび割れ時は、クリームを使用する。

J庭いじり等をするときは、手袋を着用する。

K絶対に、主治医の許可なしに予防接種を受けない。

具体的な副作用とその対処法

(4)感染

抗がん剤治療開始後、7〜10日目ごろから、白血球などをつくる働きが低下してきます。

白血球が減少すると、細菌と闘う力が弱くなり、とても感染しやすい状態になります。

このため、肺炎をはじめ、口腔内、皮膚、尿路、肛門、性器などへの感染に対する注意が必要です。

10〜14日くらいで最低となり、3週間くらいで回復してきます。

下記のような症状があった場合は、できるだけ早めに主治医に報告してください。


感染症の主な症状
・発熱(38.0℃以上)・悪寒・発汗・咳
・のどの痛み
・軟便、下痢(抗がん剤の副作用の可能性もあり)
・排尿時痛
・頻尿
・血尿
・おりものの増加、性器からの不正出血、陰部のかゆみ
・傷口、吹き出物の周囲の発赤、腫れ、痛み
・葉の痛み、腫れ

具体的な副作用とその対処法

(3)ー1)脱毛の時のヘアケア

@マイルドタイプのシャンプーを少し薄めて使いましょう。
 
 このとき、シャンプーを手に取り、泡立ててから、
 やさしく洗髪しましょう。

 毛先のの柔らかいヘアブラシを使いましょう。

Aドライヤーの温度は『低温』で行いましょう。

Bパーマや毛染めは避けましょう。

Cあらかじめ短くカットしておくとよいでしょう。

具体的な副作用とその対処法

(3)脱毛

脱毛はよく見られる副作用の一つですが、治療が終われば、毛は元通りに生えてきます。

体毛、陰毛も頭髪と同じように脱毛しますが、時期が来れば元に戻ります。

脱毛は、治療開始後14〜21日目頃より、髪の毛が根元で切れるようになり、頭皮も柔らかくなるのが症状の出始めです。

少しずつ薄くなる人もいれば、自分で自分の頭髪を引っ張り、大量の頭髪が抜けてショックを受ける人もいます。

症状の出方は、人により様々で、1ヶ月〜2ヶ月くらいで全て脱毛する人もいます。

回復は比較的早く、治療の全コース終了後、しばらくすると生え始め、約6ヶ月で回復します。

脱毛はスカーフや帽子でカバーすることもできますが、前もってかつらを準備しておくのもよいでしょう。

浅発は頭皮を清潔に保つためには大切なことです。

刺激を少なくして、脱毛を遅らせるケアも必要です。

具体的な副作用とその対処法

(2)−3)味覚・臭覚変化の対応

1.濃い味の調味料を用いましょう。(塩味、甘味)

2.カップ麺、麺類、カレーライス、果物を活用しましょう。

3.味が残る食べ物、新鮮な果物やキャンディ、酢の物、漬物、レモンジュースがお勧めです。

4.食物の匂いが気になる場合は、冷やした料理や室温に冷ました料理がお勧めです。

5.匂いで吐き気が誘発される方は、その時期だけは他の人に料理を頼むようにしましょう。

また、タバコや、香水等の匂いのある場所は避けるようにしましょう。


具体的な副作用とその対処法

(2)−2)味覚・臭覚の変化

抗がん剤治療開始後から、味覚と臭覚が変化することで、食べ物が苦く嫌な味がしたり、塩味に鈍感になったり、匂いが鼻について食欲が低下したりすることがあります。

薬品によっては、静脈投与中にその薬品の「味がする」ことがあり、特に金属味は良く起こる現象です。

具体的な副作用とその対処法

(2)−1)悪心・嘔吐を和らげる工夫

1.一つの食品を少量にし、品数を多くしましょう。

2.食事の時の水分摂取は控えましょう。
 (食事の1時間前、または食後にとる)

3.ゆっくりと時間をかけて、良く噛んで食べましょう。

4.生野菜、冷たい物、麺類、漬物、果物、ジュース類を
 取り入れた献立にしましょう。

5.香りの強い物、甘い物、脂っこい物は避けましょう。

6.朝、起きがけに吐き気がするようであれば、寝床から
 起き上がる前にクラッカーなど、水分の少ない食物を
 口に入れるとようでしょう。
 (ただし、口内炎ができていたり、唾液の出方が悪く
  なっているような 場合はお勧めできません)

7.氷片やキャンディなどを口に含むの良いでしょう。

8.治療後は、固形食品は避け、水分を多めに摂りましょう。
 水で薄めたスポーツドリンクを少し冷たくすると、飲み
 やすいでしょう。

具体的な副作用とその対処法

(2)悪心・嘔吐 

抗がん剤治療による悪心・嘔吐(気持ち悪さや吐くこと)は、薬が消化管(口、胃、腸)の粘膜や、脳の中枢(嘔吐中枢)を刺激することによっておこります。

症状は人によってさまざまで、投与期間中に軽い吐き気を感じるだけの方もあれば、投与終了後から24時間にわたり、激しく嘔吐される方もいます。

その後数日間続くこともありますが、このような症状が概ね3〜4日の後、症状は改善していきます。

最近では、吐き気や嘔吐を和らげる良い薬があり、ずいぶん楽に治療が受けられる様になってきました。

もし、吐き気や嘔吐があるような場合は、主治医または看護師、薬剤師にご相談ください。

具体的な副作用とその対処法

(1)アレルギー反応

抗がん剤の中には、アレルギー反応・過剰反応を示す薬剤があります。

これらの反応の出現頻度は高くありませんから、もし静脈注射中に痛みや、熱感を感じたり、急激にかゆくなったり、全身に発疹が出たり息苦しくなった場合は、直ちに主治医や看護師にお知らせください。

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