化学療法の副作用

Q.なぜ副作用が出るのでしょうか?

A.
抗がん剤(化学療法剤)の特徴は、がん細胞のように速く増殖する細胞を殺すことにありますが、正常な細胞にも増殖の速いものがあり、その正常細胞にも薬の影響が出てしまうために、それが副作用として現れます。

特に、骨髄(赤血球や白血球、血小板などの血液成分を作る血球細胞)や、消化管(口、口腔、食道、胃、腸の粘膜)、生殖器(卵巣や睾丸)、毛根は影響が出やすいと言われています。

また、心臓、腎臓、膀胱、肺、神経系にも副作用がみられることがあります。

白血球や血小板の減少、悪心、嘔吐(気持ち悪さや吐くこと)、脱毛、全身倦怠感、口内炎などはよくみられる副作用です。

化学療法をはじめる前、にやるべここと!

現在、虫歯や歯槽膿漏、口内炎など口腔内(口の中)に問題はありませんか?

口腔内のトラブルがあるのに、抗がん剤を開始すると、副作用が出現する頃に、虫歯や歯槽膿漏が感染源となったり、口内炎がひどくなって、治療の継続が困難になります。

抗がん剤を開始する前には必ず、虫歯や歯槽膿漏、口内炎など口腔内の問題について、主治医と相談してください。

脱毛に備えて、髪を短くしておくと良い場合もあります。

また、パーマや毛染等も治療前に済ませておきましょう。

処方された以外の薬の件

抗がん剤以外の薬には、化学療法の効果や副作用を強めたり、効果を弱めたりしてしまうことがあります。

他の診療科や、他の病院からもらっている薬はもちろんのこと、街の薬局、薬店で買って飲んでいる薬などについても、主治医に必ず報告し、薬の「飲み合わせ」による弊害が起こらないように注意しましょう。

なお、治療開始後に主治医から処方された薬以外の薬を飲み始める場合や、今まで飲んでいた薬を止める場合も忘れずに、お知らせ下さい。

がんに対するいわゆる民間療法についても、医師に伝えて下さい。

化学療法を受ける際の日常生活

Q.化学療法を受ける際の日常生活は、どの様に過ごしたら良いのでしょうか?

A.
抗がん剤治療は、決められたスケジュールにもとづいて実施します。

化学療法中の日常生活では、「意識して自分をいたわる」ことが大切になります。

周囲への遠慮や気遣い、責任感から無理や我慢をしたり、がんに負けまいと思うゆえに、元気な時のように動いてしまいがちですが、そのようなことは疲労や、ストレスを想像以上にためてしまうものです。

時には、自分の感情や主張を周囲の人々に素直に伝えたり、気分転換をはかる工夫をしましょう。

ただ、「いたわる」ことと「じっとしている」ことは違います。

大切にするあまり、家の中にずっとこもっていたり、何もかも他の人にしてもらって、ずっと座っているのもストレスがたまります。

治療中ではありますが、家族の一員、社会の一員なのです。

それぞれの人が、それぞれの役割があるものと思いますので、十分な休息と、睡眠をとりながら、疲れやストレスをためないように心がけてください。

ストレス解消の一つに、外出や買い物、旅行に行くことが好きな方もいらっしゃると思います。

治療スケジュールの大幅なずれをきたさなければ、気分転換としての旅行は問題ありません。

旅行する際には、体調の良い時を選び、医師と、目的地やスケジュール、緊急時の対応など、前もって相談しておくことと、「治療中であることを意識」して、決して無理な行動をしないことが大切です。

抗がん剤の使われ方

Q.抗がん剤はどの様に使われるのでしょうか?

A.
ひとくちに抗がん剤と言っても、いろいろな種類があり、投与方法もさまざまです。

薬の選択はがんの種類、部位、進行度、及び患者の症状、全身状態や薬の特徴を参考に、これまでの国内外の治療成績にもとづいて総合的に判断して決定されます。

投与方法には静脈注射、筋肉注射、皮下注射、点滴、経口剤(のみ薬)などがあります。

経口投与される抗がん剤の中には、食事と関係してくるものもありますので、主治医に良くお聞きになってください。

また、場合によっては、新しい薬の研究的な使用(治験)が提案される場合があります。

いずれの場合も、主治医と納得するまで、話し合ってください。

化学療法が必要な場合

Q.化学療法が必要な場合とは、どんなものがありますか?

A.
(1)術後補助療法

手術後に抗がん剤を投与することで、手術後のがんの再発率を下げる事を目的として行われます。


(2)術前補助療法

手術前に抗がん剤を投与することで、がんを縮小させ、手術で切除する範囲を小さくしたり、手術療法の効果を高める事を目的として行われます。


(3)転移や再発したがんに対する治療

肺や肝臓などの部位に転移したがんや、手術後に再発したがんに対して、抗がん剤を用いて治療します。

化学療法の目的

Q.化学療法の目的は何ですか?

A.
最大の課題は、がん細胞を完全に消滅させることですが、がん細胞の種類や、がんの進行の程度により四つに分かれます。

(1)がんを治癒(治す)させること。
(2)がんの増殖をおさえ、延命効果を得ること。
(3)がんが原因と考えられる、痛みなどの症状を緩和すること。
(4)手術後に用いることで、再発率を低下させること。

つまり、副作用をコントロールしながら抗腫瘍効果を得て、その結果として、治癒、延命、症状緩和、クォリティー・オブ・ライフ(通常の良好な日常生活)の維持と向上をめざすことにあります。

抗がん剤を用いた治療

(1)がんについて?

がんとは何でしょう?

私たちの体の細胞は、自然治癒能力があります。

例えばケガをした時、正常細胞はケガが元通りに治れば、それ以上増えることはありません。

しかし、がん細胞は体の中で無秩序に増え続けて、やがて、私たちの生命を脅かします。

この細胞(がん細胞)が集まった病気を悪性腫瘍といい、一般に「がん」と呼ばれています。

しかし、最近では抗がん剤などの有効な治療法が開発され、高血圧や糖尿病などの慢性疾患と同じように、長期間にわたって「うまく付き合っていく」ことが可能な病気になりつつあります。

今から、このブログでは、がんの治療法の紹介と、特に抗がん剤を用いた化学療法について調べていこうと考えています。


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